この記事で使用している構成
- Raspberry Pi 5
- Ubuntu 24.04 LTS
- Smraza Raspberry Pi 5 公式アクティブクーラー
- USB電源アダプター 5V 3A Type C 1.5m
- KIOXIA 内蔵 SSD 500GB NVMe M.2 Type 2280 PCIe Gen 3.0×4
- Geekworm X1001 V1.1 PCIe NVMe M.2 SSD 2280拡張ボード
- Geekworm Raspberry Pi 5 ケース(P579)
- ainex M.2 SSD用クーラー CB-7010M2
- ainex ファン用 USB電源変換ケーブル 12V昇圧タイプ CA-USB12VA
はじめに
Raspberry Pi 5ではNVMeボードを追加で取り付けることでNVMe SSDが利用できるようになりました。本体の上部に取り付けられて、2280サイズのNVMe SSDが使えて、取り付けても収まるケースがあるもの…が欲しくて「Geekworm X1001」を購入しましたが、稼働実績のあるSSDを選び先人の皆さんのサイトを参考に作業をすれば、苦労することなく取り付けられて無事動かすことができました。
しばらくすると、Zabbix agentのUbuntu 24.04対応版も公開されたので、早速導入してSMART by Zabbix agent 2でモニタリングしてみました。すると…「SSDの温度が常時60度前後」「SSDに負荷をかけるとあっという間に70度を超え80度近くになる」ことがわかり、このままだと壊れてしまいそうです。
そこで、SSDの冷却にチャレンジしました。
購入したもの
ainex M.2 SSD用クーラーを購入してみました。ヒートシンクだけでなく、温度が上昇しやすいチップの部分にはファンもついています。

3ピンコネクタタイプの12V電源も必要なのですが、USB変換ケーブルを使うことにしました。ケーブルはセルフパワー・タイプのUSBハブを本体につなげて、そのハブにつなげることにします。

見た目はこんな感じです。

効果は?
中途半端ですが、2024年6月1日~22日までの温度の推移はこんな感じです。

ちょうどこの頃は、私の住んでいるところでは日中の気温が30度を超える日があったり、雨が降ると20度程度で涼しくなったりした時期でした。そんな時期で、平均で42.9度程度、最大でも49度で済んでいて、元々の温度(普段から60度程、負荷が高まると70度超えて80度近くになることもあった)と比べても、とっても満足いく効果が得られました。
失敗したこと
NVMeボードを取り付けても収まるケースを購入しておいたのですが、ご覧のとおり上蓋がはめられなくなりました。探せば全体が収まるケースもあるかもしれませんが、蓋がないだけなのでこのまま運用しています。
それから、ファン用電源をUSBから取ろうとして、誤って「12V昇圧タイプではない」ケーブルを購入してしまって、慌てて買いなおしました。電圧が足りず、ファンがうんともすんとも言いません。私が購入したSSDクーラーは12Vを要求しているので、ちゃんと注意して製品仕様を見ないとダメですね・・・。
